2021年6月15日(火)〜6月25日(金) ※土曜・日曜休廊
10:00-17:00 最終日15:00まで
入場料無料
2021年3月で多くの人々が被災し悲しみに暮れた東日本大震災から10年が経ちました。
現在でもまだ完全に復興されていない場所もあり、多くの方々が力強くご尽力されています。
この震災10年の節目に、我々は未曾有の災害の記憶を忘れず、未来に向けてアート・デザインが何を行うべきか、
改めて問い直す必要があると思います。
そこで、環境芸術学会はその機会とするべく展覧会を企画しました。テーマは「大漁旗」です。
この企画は、「アクアマリンふくしま」(福島県いわき市/水族館)で2007年から13回にわたって
「海の環境」をテーマに行われてきた小名浜国際芸術祭の「大漁旗アート展」を元にしています。
震災時は同館も甚大な被害を受けましたが、その渦中でも全国および世界各地からデザインを募集して開催されました。
入館口に掲げられ力強くはためく大漁旗の姿は、多くの人々に勇気と希望を与えたそうです。
この展覧会には同館のデザインアドバイザーとして長年携わっている本学会理事の伊藤隆治氏を中心に、
環境芸術学会会員も多く参加しています。
さらにアクアマリンふくしまは、環境芸術学会第3回大会(2004年)の開催地で、
学会とは大変関係が深い水族館でもあります。
今回は、今までの「大漁旗アート展」での作品を展示しつつ、新たに会員から集めた大漁旗で会場を埋めつくします。
出展作家には、大漁旗アート展のテーマ「海の環境」とこれからの10年、20年先に向けて「未来へのメッセージ」を
テーマにデザインしています。
「大漁旗」はご存知のように漁船が大漁を祝う、おめでたい旗です。ぜひ多くの皆様にご覧いただき、
震災の暗い記憶を払拭し、さらには、新型コロナウイルス感染拡大の影響をも吹き飛ばす、
明るく楽しい未来を願う作品展を体感していただけたら幸いです。
(環境芸術学会 事業委員会委員長 高橋 綾)
●出展作家
伊藤隆治、石川雄仁、石上城行、大森正夫、奥田祥吾、奥西麻由子、
城井光広、酒井正、下山肇、高須賀昌志、高橋綾、橋本学、
花島彩乃、本田博通、藤崎いづみ、宮川友子
(計16名、敬称略)
主催 環境芸術学会
協力 オリエ アート・ギャラリー、ふくしま海洋科学館(アクアマリンふくしま)、ヨコハマ海洋市民大学
【ご来廊時のお願い】
*発熱、頭痛、咳、倦怠感など体調のすぐれないお客様はご来廊をお控えいただくようお願い致します。
*マスクのご着用をお願い致します。
またご来廊時には入口にて手指のアルコール消毒にご協力いただくようお願いしております。
*万が一関係者などから新型コロナウイルス感染症の発症があった場合、連絡を差し上げられるよう、
会場受付の来場者名簿へご連絡先の記入をお願い致します。
*ギャラリー内ではなるべくお静かに鑑賞ください。
*混雑が発生した場合は、入場制限をすることがございますのでご了承ください。
また室内換気のため、常時ドアを開放しております。スタッフは毎日必ず検温を含む健康チェックを行い、手洗い、消毒液による殺菌をこまめに行なっております。予防対策としてマスクを着用しご対応させていただきます。
何卒ご理解ご了承くださいますようお願い申し上げます。