2021年11月24日(水)ー12月2日(木)※日曜休廊
10:00-17:00(最終日 14:00まで)
オリエ アート・ギャラリーでは、松浦澄江による個展「箔に遊ぶ-2021」を開催します。
松浦澄江は日本古来からの素材と技法を用いた平面的・空間的作品を世界各国で発表し続けています。
本展覧会は「箔に遊ぶ」というテーマでプラチナ箔や銀箔、金箔といった多岐にわたる箔作品を展示します。
黒箔で造られた線が印象的な小直方体を空間全体に配置したインスタレーションでは、それぞれから光と影が生まれ、鑑賞者の移動によって作品が表情豊かに変化します。近年は銀箔と和紙、LED照明とコンピュータプログラミングを融合させた表現に取組み、幽玄な世界観を創造し、箔と共に和紙の持つ表現的可能性を拡張させています。
本展覧会では12 点の印象的な平面的作品と、インスタレーションとが響きあう会場構成も見所の一つです。ブルガリアでの紙の国際展で発表している和紙と箔の作品も展示するほか、LED 使用作品や屋外でのインスタレーションの映像もプロジェクターでご紹介します。
松浦澄江が長年探求し続ける「伝統的日本画の素材の表現の多様性」を、松浦によって編み出された革新的な作品造形・空間構成をぜひ会場でご高覧ください。
(オリエ アート・ギャラリー)
現在の仕事は銀箔をはじめとする日本の伝統的画材でなければ作り出せない「線」を見つけたことから始まり、この揺らぐ線は、自然と人工、偶然と必然、永遠と途絶、といった相反するものをふくんでいる。
平面と立体の両面を持つ現代的でシャープな作品で統一された空間が光と影を生み出し、会場全体が一つのインスタレーションのように感じてもらえたらと考えている。
(松浦澄江)
松浦澄江 Sumie MATSUURA
1976 東京藝術大学絵画科日本画専攻卒業
日本美術家連盟会員, IAPMA 会員(紙の国際組織)
■おもな展覧会(近年)
2008 Bangkok-Shizuoka Aesthetics’ the Relationship Art Exhibition(バンコク、タイ)
2015 「静岡9Artists+1」瑞浪芸術館(岐阜)
2016 個展「島の光と影̶東京2016」日仏会館(東京)
2018 個展「ベルリンの水族館̶南への憧れ」ツム・アインホルン(東京)
個展「現代美術と茶の出会い」パリ寿月堂(フランス)
2019 「Japan Now-SofiaPaper Art Fes 2019」(ソフィア、ブルガリア)
2021 「Austria & Japan Exhibition Project」art-P (ペルヒトルツドルフ、オーストリア)
「Amateras Exhibition Sofia Paper Art Fes 2019~2021」(ソフィア)
個展「間隙-銀箔の作る線と空間」B-gallery (東京)
「PAPER TOYOTA 豊田紙フォーラム」喜楽亭(豊田、愛知)
■おもな受賞
1995 美濃あかりアート展 審査員特別賞
1996 紙わざ大賞展 優秀賞 審査員: 中原佑介
2005 婦人画報「茶遊び大賞」(インスタレーション)準グランプリ 審査員: 隈研吾
【ご来廊時のお願い】
*発熱、頭痛、咳、倦怠感など体調のすぐれないお客様はご来廊をお控えいただくようお願い致します。
*マスクのご着用をお願い致します。
またご来廊時には入口にて手指のアルコール消毒にご協力いただくようお願いしております。
*万が一関係者などから新型コロナウイルス感染症の発症があった場合、連絡を差し上げられるよう、
会場受付の来場者名簿へご連絡先の記入をお願い致します。
*ギャラリー内ではなるべくお静かに鑑賞ください。
*混雑が発生した場合は、入場制限をすることがございますのでご了承ください。
また室内換気のため、常時ドアを開放しております。スタッフは毎日必ず検温を含む健康チェックを行い、手洗い、消毒液による殺菌をこまめに行なっております。予防対策としてマスクを着用しご対応させていただきます。
何卒ご理解ご了承くださいますようお願い申し上げます。