2022年2月7日(月)ー2月18日(金)※11〜13日休廊
10:00-17:00(最終日 15:00まで)
オリエ アート・ギャラリーでは、いしばしめぐみの個展「from」を開催します。
いしばしは幼少期より心惹かれる童話や昔話、妖怪話といった空想上の生き物からインスピレーションを得て、FRP、水性樹脂、テラコッタなど様々な素材を用いて多彩でユーモアに富んだ立体作品を制作しています。美術館や野外展示等で発表を重ね、海外の病院内のアートプロジェクトにも携わっています。
「説明のつかない存在、希望や願い、悲しみや恐怖など様々な心情を具現化したい」という思いから生まれた作品は「不確かな存在」を表現し、鮮烈な存在感を放ちます。それらは可愛さ、可笑しさ、奇妙さ、恐ろしさが混在し、鑑賞者の思考、経験によって印象が大きく変化します。近年はドローイングも取り組み、「意図せぬ形」をテーマに、偶然から生まれる水の流れやにじみを用いた即興水彩を多く制作。頭に思い浮かべた形を造形する立体作品に対し、無意識的に生まれるイメージを捉えるドローイング作品を通じて創造の拡張を試みます。
本展覧会では1mを超えるレリーフを含む8点の立体作品のほか、ドローイング作品を約15点展示し、いしばしの過去から現在に至る作品の変遷をご紹介します。(オリエ アート・ギャラリー)
形となって見えるのは常に光が当たる場所であり
影となる部分はみえない
しかし、その見えない所にも形がある
その見えない所を知りたいのだと思う
(いしばしめぐみ)
<作家略歴>
1976 東京都に生まれる
1996 女子美術短期大学彫塑専攻卒業
■おもな展覧会
2005 「動物幻想国」相模原市民ギャラリー/ 神奈川
2006 「雨引の里と彫刻2006」茨城 (’08)
2011 個展「Lutins des Villes」L’Espace Aliés Guinard / パリ, フランス
2012 個展「Fairyland」ギャラリーせいほう/ 東京
「タッチアート!2- 美術に触れるはじめの一歩 -」川越市立美術館/ 埼玉
2014 個展「ユメU ウツツU マボロシ」ギャラリーせいほう/ 東京
2015 個展「Once upon a time」日本橋髙島屋
「Female times」Bunkamura Box Gallery/ 東京
「未来へつなぐ展」上野の森美術館 / 東京
2017 個展「Trick or Treat / いしばしめぐみ展」大阪髙島屋
「Fantastic Sculptures- 女流作家による -」日本橋三越本店
「International Art Meet」インド
2019 個展「内なる外と外なる内」コートギャラリー国立/ 東京
「彫刻になった生き物たち」大阪髙島屋・ ジェイアール名古屋髙島屋
「INTO いしばしめぐみ × 桂典子」あらかわ画廊 /東京
2020 個展「天手古舞」大阪髙島屋
2021 「生き物になった彫刻たち展」名古屋髙島屋
■おもな受賞
2001 「神奈川県美術展」はまぎん財団賞受賞/神奈川県民ホール
2009 「大村文子基金第10 回女子美パリ賞」受賞
海外研修派遣員としてフランスに滞在
■パブリックコレクション
みなとみらいセンタービル(横浜/神奈川), JAM(相模原/神奈川)
Hôpital Universitaire Paul Brousse (パリ/ フランス)
【ご来廊時のお願い】
*発熱、頭痛、咳、倦怠感など体調のすぐれないお客様はご来廊をお控えいただくようお願い致します。
*マスクのご着用をお願い致します。
またご来廊時には入口にて手指のアルコール消毒にご協力いただくようお願いしております。
*万が一関係者などから新型コロナウイルス感染症の発症があった場合、連絡を差し上げられるよう、
会場受付の来場者名簿へご連絡先の記入をお願い致します。
*ギャラリー内ではなるべくお静かに鑑賞ください。
*混雑が発生した場合は、入場制限をすることがございますのでご了承ください。
また室内換気のため、常時ドアを開放しております。スタッフは毎日必ず検温を含む健康チェックを行い、手洗い、消毒液による殺菌をこまめに行なっております。予防対策としてマスクを着用しご対応させていただきます。
何卒ご理解ご了承くださいますようお願い申し上げます。