2023年1月23日(月)ー1月28日(土)
10:00-17:30(最終日 16:00まで)
このたび、山口勝弘のビデオ彫刻作品《ザンピーニ》の再現展示を開催します。
《ザンピーニ》は《アーチ》*1《コラム》* 2とともに、1988年に銀座の佐谷画廊で開催された山口勝弘展「ビデオイメージと建築について」に出品された作品です。
本作品は、建築的構造物を思わせる本体に敷きつめられた砂に、投影された映像イメージで建築との融合を試みています。今日のように投影型の液晶プロジェクターが普及していなかった頃に、先進的な実験的作品を発表していたことは、まさに日本のメディアアートの元祖と呼ばれる由縁ともいえます。
本展では、山口勝弘展「ビデオイメージと建築について」の展覧会アーカイブ資料も、あわせて展示します。
(山口勝弘ビデオ彫刻アーカイブ研究グループ)
*1 令和元年度文化庁メディア芸術アーカイブ推進事業にて修復完了
*2 令和3年度文化庁メディア芸術アーカイブ推進事業にて修復完了
■関連トークショー
「ホログラフィをめぐる冒険」 1/23(月)15:00よりライブ配信(予定)
※〜2/28までアーカイブ配信します
配信URL: https://youtu.be/APjUZkvZGUA
ゲスト: 石井勢津子(ホログラフィ作家)
聞き手: 山口勝弘ビデオ彫刻アーカイブ研究グループ
(井口壽乃/埼玉大学、クリストフ・シャルル/武蔵野美術大学、村上史明/筑波大学芸術系、森脇裕之/多摩美術大学)
■作家略歴
山口勝弘
わが国メディアアートの草分けとして1950年代から光、映像、音響まで幅広いメディアを駆使した作品を発表し続け、1972年より取り組んだビデオ作品によって国内外で高い評価を得てきた。代表作には『ビデオスペクタクル銀河庭園』『モレルの発明』『闇・2000・光』等がある。
「実験工房」「グループ・アールジュニ」の結成、名古屋国際ビエンナーレARTECなどに参加して、日本のメディアアートの源流を築きあげた。また筑波大学、神戸芸術工科大学等で教壇に立ち、数多くのメディアアーティストを育てるなど、わが国のメディアアート界の向上発展に多大な貢献を果たした。
石井勢津子
1970年東京工業大学理学部応用物理学科卒業後、美術の世界に転向。1970年代後半、3次元の映像を再生するホログラフィー技術と出会い、日本でいち早く創作に取り入れ、国内外を問わず数多くの展覧会で作品を発表してきた。世界を代表するホログラフィ・アーティストのひとりとして高く評価されている。
主催: 山口勝弘ビデオ彫刻アーカイブ研究グループ(多摩美術大学・筑波大学・武蔵野美術大学・埼玉大学)
協力: 株式会社 織 絵/オリエ アート・ギャラリー
【ご来廊時のお願い】
*発熱、頭痛、咳、倦怠感など体調のすぐれないお客様はご来廊をお控えいただくようお願い致します。
*マスクのご着用をお願い致します。
またご来廊時には入口にて手指のアルコール消毒にご協力いただくようお願いしております。
*万が一関係者などから新型コロナウイルス感染症の発症があった場合、連絡を差し上げられるよう、
会場受付の来場者名簿へご連絡先の記入をお願い致します。
*ギャラリー内ではなるべくお静かに鑑賞ください。
*混雑が発生した場合は、入場制限をすることがございますのでご了承ください。
また室内換気のため、常時ドアを開放しております。スタッフは毎日必ず検温を含む健康チェックを行い、手洗い、消毒液による殺菌をこまめに行なっております。予防対策としてマスクを着用しご対応させていただきます。
何卒ご理解ご了承くださいますようお願い申し上げます。