EXHIBITION展示会

石井勢津子展 -光を紡ぐ- @オリエ アート・ギャラリー

2023年11月22日(水)ー12月1日(金) ※日曜・祝日休廊 
10:00-17:30(最終日 15:00まで)
 
オリエ アート・ギャラリーでは、ホログラフィ・アートの第一人者である石井勢津子の個展を開催します。
 ホログラフィとは、「見えているのにそこに実体のない三次元の虚像」であり、「光」という再生装置によって再生される
レコード(情報)です。誰もが目にするものの中から挙例しますと、紙幣やクレジットカードに見られる虹色のフィルム部分
にも使用されています。
 石井勢津子は、20代に理工系の分野で学位を取得後、一転日本とパリで美術を学びます。帰国後にホログラフィに出会い、
一心にこの分野に取り組むことになります。アートとテクノロジーの学際とも言えるこの分野への出会いは、この手に掴む
ことのできない立体物との出会いでもあり、それまで取り組んでいた絵画への探究が一気に立体にシフトし、それ以降の制作
物は大きく変化します。独特の玉虫色を絵画の画材として捉えたタブローとしての作品もありますが、ホログラフィと人の
感情の関係性について作家自身が「夕焼け」や「雨上がり」などの自然現象に類似性を見出しているように、「像」に囚われ
ずに「光」に焦点を当てた作品にも多く取り組んでいます。
 面への対峙から解き放たれたように、作品は大きな拡がりをもち、展示空間さえもミュージアムの枠を難なく越えて、生活
空間や屋外、地下空間など自由な展開を見せています。自身の驚きの体験を皆に分かち合いたい、サプライズを与えたい、
ひいては自然の美しさへの気づきを与えたいという思いが、世界的に認められるこの分野のパイオニアとして、多くの成果を
産んだのではないでしょうか。
ホログラムは映像や写真では十分にお伝えすることのできない、目の前に起こる虚像です。ぜひ会場でご高覧ください。
 
 
石井勢津子 Setsuko ISHII
 
1946 東京に生まれる
1970 東京工業大学理学部応用物理学科卒業
1974 創形美術学校造形科卒業
    パリ国立美術学校留学(〜75)
1978 東京工業大学像情報工学研究施設に研究生として
    ホログラフィを学ぶ
1981 文化庁芸術家在外研修員、MIT高等視覚研究所フェロー
1988 ホログラフィ・アオード授与
   (シェアウオーター基金・アメリカ)
1993 ユーロピアン・ホログラフィ・アオード’93(ドイツ)
 
■おもなパブリックコレクション
美ケ原高原美術館(長野)富山県立近代美術館(富山)
北アルプス展望美術館(長野)O美術館(東京)Fielmann collection(ドイツ)国立科学技術博物館(カナダ)
エソンヌ県(フランス)ミッケリン美術館(フィンランド)M.I.T Museum collection(アメリカ)関西電力(大阪)
NEXT 21(新潟)山陽印刷株式会社(神奈川)東京工学院(東京)諌早市健康福祉センター(長崎)トリトンスクエア
(東京)新宝くじドリーム館(東京)東京工業大学・百年記念館(東京)東京工業大学キャンパス・イノベーション
センター・田町キャンパス(東京)国立交通大学(新竹, 台南/台湾)国立台湾師範大学(台北/台湾)
北九州市立美術館(福岡)下関市立美術館(山口)
  
【ご来廊時のお願い】
*発熱、頭痛、咳、倦怠感など体調のすぐれないお客様はご来廊をお控えいただくようお願い致します。
*ギャラリー内ではなるべくお静かに鑑賞ください。
*混雑が発生した場合は、入場制限をすることがございますのでご了承ください。
何卒ご理解ご了承くださいますようお願い申し上げます。

ACCESSアクセス

株式会社 織絵/オリエ アート・ギャラリー

〒107-0061東京都港区北青山2丁目9番16号AAビル1階
Phone:03-5772-5801 Facsimile:03-5772-5803
Open:10:00~18:30(土曜・日曜・祝日休み)

電車でお越しの場合
東京メトロ銀座線【外苑前】駅下車【北口3番出口】より
道路を横断し右方向、酒店を左折、右側の6軒目。
お車でお越しの場合
外苑西通りをご利用下さい。
※駐車スペース有り
※スタジアム通りからは一方通行のため進入出来ません。
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