2021年4月13日(火)ー4月23日(金)　※日曜休廊
10:00-17:00 ＊最終日15:00 閉廊

オリエ アート・ギャラリーでは、樋口 愛の絵画展「Mongrel Viewing」を開催します。

重力から放たれたように軽やかな背景にシンプルな線で描かれた子供や犬、猫。顔の表現が点や丸であるにもかかわらず、愛らしい表情や強い意思が感じられるそれらのキャラクターは、しっかりとその場で此方か何処かを見つめています。その可愛さの中にある強さをひもとく鍵は、樋口愛の言葉の中にあります。いのちの物語を根底のテーマとしている作家は、生命循環の現場である土壌に魅了され、そこから生まれる濃密な「いのち」に「つちたま」という名前をつけました。「自然界」と「人の感情」そのいずれも数多の生死を越え、どうにか折り合いをつけて分解された芳醇な土壌をもっています。子供や身近な動物の姿をした愛すべきキャラクターも、豊かな土壌からあらわれ、「つちたま」として何かを伝えたがっているようです。
本展は東京での初個展となり、0～100号までの新作絵画を発表します。ようやく始動できそうな2021年春、ぜひ会場でご高覧ください。

「Mongrel Viewing　個展のタイトルについて 」　 樋口 愛
一昨年、弱っている野良猫の子猫がいたので我が家へ迎えました。動物病院で頂いた予防接種証明書に「Breed mongrel」とあり、「mongrel」その響きがとても格好良かったので、どんな血統なのかと調べてみると「雑種」でした。低俗なメージの「雑種」をこんなにも格好良く思わせてくれた「mongrel」という言葉がずっと心に残っていました。日常の何気ない出来事の全てがモチーフとなる私の絵画はまさに「雑種」で、その眺めが描かれた絵画であるならばこれはぴったりだと思い「Mongrel Viewing」を個展タイトルとさせて頂きました。

＜作家略歴＞
大阪生まれ。2002年関西学院大学法学部法律学科卒業。拠点である関西を中心に美術画廊及び百貨店での個展や国内外のアートフェアにて作品発表を続けるかたわら、絵画教室にて子供たちの指導にも携わっている。

■個展
2019　”いのちきらきら” (space妙、京都)
2018　”ありがとさん”(ギャラリー風、大阪)、樋口愛展( るーぶる愛知川、滋賀)
2016　”こどもさん – あまつちのかみ -”(space妙、京都)
2015　”I’m here.”(あべのハルカス近鉄本店アートギャラリー、大阪)
2014　”like a BABY!”(ギャラリー風、大阪)
2007～12　個展 (ギャラリー風、大阪)
■アートフェア
2021　ART NAGOYA 2021(名古屋、‘20)
2019　ART FORMOSA 2019(台北、‘18)
2015　ART OSAKA 2015(大阪、‘08～‘14)
2012 　ART KYOTO 2012(京都)、AHAF 2012(韓国)、KOBE ART MARCHE(兵庫、‘09～‘11)
2011　KIAF 2011(韓国、‘10)　その他グループ展

【ご来廊時のお願い】

*発熱、頭痛、咳、倦怠感など体調のすぐれないお客様はご来廊をお控えいただくようお願い致します。
*マスクのご着用をお願い致します。
またご来廊時には入口にて手指のアルコール消毒にご協力いただくようお願いしております。
*万が一関係者などから新型コロナウイルス感染症の発症があった場合、連絡を差し上げられるよう、
会場受付の来場者名簿へご連絡先の記入をお願い致します。
*ギャラリー内ではなるべくお静かに鑑賞ください。
*混雑が発生した場合は、入場制限をすることがございますのでご了承ください。

また室内換気のため、常時ドアを開放しております。スタッフは毎日必ず検温を含む健康チェックを行い、手洗い、消毒液による殺菌をこまめに行なっております。予防対策としてマスクを着用しご対応させていただきます。

何卒ご理解ご了承くださいますようお願い申し上げます。