EXHIBITION展示会

尾形 純 展 -花蝶山水- @オリエ アート・ギャラリー

2026年1月5日(月)〜1月16日(金)
10:00〜17:30 (日曜休み、最終日16:30まで)
 
 オリエ アート・ギャラリーでは、新春のごあいさつとして尾形 純 による新作絵画展 「花蝶山水」を開催します。 絵画修復家でもある尾形は、己が欲する色への確かな再現力と素材への深い理解を礎に、国内外、古今東西の美意識を思いのままに表出させます。その絵画作品は和洋シノワにかかわらず広いニュアンスの守備範囲を持ち、それらの中間を漂うのではなく、いずれものそれぞれの極みまで行きどどいている印象があります。
たとえば「洋」については、レンブラントなどに影響を受けた西洋の伝統的油画技法をベースに、絵具の重なりによる光の透過や反射の原理を利用し、制作の根幹にある「色とはパレットで混ざる色のみではない」という独自の色彩哲学に達しています。
一方、茶湯、日本庭園からインスピレーションを受けた形象や色相があり、季節や経年による色のうつろい、映える色から、枯れ色、水に煙る色など、いにしえより日本人が好んできた細やかな感覚を慈しみ、加えて現代的で新鮮な解釈で我々を惹きつけます。
そして、彫り物のように立体感のあるシノワ的なスタイルでは、少量ほどこされる金色や鮮色の効果などによって、日本のあわれとは趣を異にする「威光を放つオリエンタルな古美」の魅力を再認識させられるのです。
本展「花蝶山水」では、とくに重ねによる色彩の探求とともに新作絵画を発表します。デジタル画像では容易に再現できない色彩の深みをぜひ実際に会場でご高覧ください。
 
 
尾形 純  Jun OGATA
 
1962年東京都⼤⽥区に⽣まれる。祖⽗の⼤津陽信は昭和に活躍した彫⾦家で、祖⽗から深い影響を受け幼少時代を過ごす。
東京藝術大学大学院修後、⽂化庁在外派遣研修により渡⽶、さまざまな絵画の研究と修復実務の経験も得る。
1998年に帰国し、主に国内のギャラリーで個展を軸とした発表活動を始め「茶の湯」や「⽇本庭園」から着想し古来より⽇本の⽣活空間に存在してきた襖絵や軸、屏⾵に代わる現代の和をミニマルな抽象に表現し、ギャラリー、韮崎大村美術館をはじめとする美術館や博物館でも発表を続けている。
「部屋に庭を飾る」というコンセプトによって、ホテルやレジデンス、レストラン、病院など、⼈の集う空間、いわゆるパブリックアートの制作にも注⼒している。
ニューヨーク、ロンドン、東南アジアへと活動の場を広げ、2019年にはベトナム政府主催の「アジア代表芸術家による精選美術作品展」において唯⼀の⽇本⼈作家として招聘された。
                 
おもなコレクション
中国府邸菜・厲家菜 銀座(東京)/ホテルメトロポリタン鎌倉(神奈川)
シェラトン都ホテル東京(東京)/グランフロント大阪 オーナーズタワー(大阪)
韮崎大村美術館(山梨)/学校法人北星研究所(東京)

ACCESSアクセス

株式会社 織絵/オリエ アート・ギャラリー

〒107-0061東京都港区北青山2丁目9番16号AAビル1階
Phone:03-5772-5801 Facsimile:03-5772-5803
Open:10:00~18:30(土曜・日曜・祝日休み)

電車でお越しの場合
東京メトロ銀座線【外苑前】駅下車【北口3番出口】より
道路を横断し右方向、酒店を左折、右側の6軒目。
お車でお越しの場合
外苑西通りをご利用下さい。
※駐車スペース有り
※スタジアム通りからは一方通行のため進入出来ません。
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